ANAアメックスの審査は甘い?厳しい?特徴とともに詳しく解説
ANAアメックスの審査が甘いのか? それとも厳しいのか? 気になってなかなか申し込めない方は多くいらっしゃいます。
ANAアメックスは、正式な名前を「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」といいます。航空会社の全日空(ANA)がアメリカン・エキスプレスと提携して発行しているクレジットカードで、複数発行されている「ANAカード」の1つです。
このページでは、ANAアメックスの審査について、カードの特徴とともに詳しく説明します。このページでANAアメックスの審査について理解すれば、審査結果に恐れることなく申し込みが可能です。

ANAアメリカン・エキスプレス・カード
年会費 | 7,700円(税込) | ||
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還元率 | 0.50%〜0.75% | ポイント |
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ANAアメックスの特徴7つ
まずはANAアメックスの大きな特徴として、7つを説明します。
1.ANA一般カードとしては年会費が高額
冒頭でも説明しましたが、航空会社である全日空(ANA)がクレジットカード会社と提携して発行しているANAカードは複数あります。数多くのANAカードは、以下4種類に大きく分けることができます。
- ANA一般カード
- ANAワイドカード
- ANAゴールドカード
- ANAカードプレミアム
ANA一般カードはもっとも年会費が低く手軽に持ちやすいのがメリットです。そしてワイドカード、ゴールドカード、プレミアムになるにつれて年会費が高額となります。そして年会費に比例して特典や付帯サービスが充実するしくみです。
ANAアメックスは、ANA一般カードに分類されるクレジットカードです。ANA一般カードには、共通して以下のメリットがあります。
- カード利用代金の1%に相当するマイルに交換できるポイントが貯まる
- ANAグループ便の搭乗で得られるフライトマイルが10%加算される
上記の特典は、ANAアメックスにも適用されます。ただ、多くのANA一般カードは年会費2,200円前後である中、ANAアメックスは7,700円と高額です。その代わり、ANAアメックスはほかのANA一般カードにはない旅行サービスが充実しています。
なお、ANAアメックスの旅行サービスについては、この後の見出しで詳しく説明します。
2.ANA航空券の購入代金の2.5%が還元される
ANAカードは、ANA航空券を公式サイトや窓口で購入すると、通常のカード利用よりも多くのポイントやマイルが得られる特典があります。
先ほど説明したように、ANAカードは利用代金の1%がポイントとして付与されます。しかし、ANA航空券の購入だと追加でANAマイルが貯まるしくみになっています。
多くのANA一般カードは、ANA航空券の購入で1.5%(1%のポイント+0.5%のANAマイル)が還元されます。ところがANAアメックスは、ANA航空券の購入代金の2.5%(1.5%のポイント+1.0%のANAマイル)が還元されるカードなのです。
そのため、ANA航空券を購入しての旅行や出張の機会が多い方にとっては、ほかのANA一般カードではなくANAアメックスを持つ大きな理由になります。
なお、ANAアメックスに限った話ではありませんが、ANA航空券をANAカードで購入したときに通常よりも還元率が上がるのは、ANA公式サイトやANA窓口を利用したときです。JTBや日本旅行、楽天トラベルといった旅行代理店を経由すると、ANA航空券の購入代金の1%しかポイント付与されません。
3.無期限にANAマイルが貯められる
多くのANAカードは、2〜3年といったポイント有効期限が決められています。カードのポイント有効期限を延長する方法はないので、ポイント有効期限が切れるまでにANAマイルに移行する必要があります。
ところが、ANAアメックスはポイント有効期限を無期限にできるという大きなメリットがあります。
ANAアメックスのポイントプログラムである「メンバーシップ・リワード」は、基本的には有効期限が2〜3年です。厳密には、ポイントを獲得した2年後の年度末が有効期限となります。
しかし、ANAアメックスは「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録すれば、ポイント有効期限が無期限に。メンバーシップ・リワード・プラスはカード年会費とは別に毎年3,300円の登録費が必要です。ただ、1年単位で加入・解約ができるので、ポイント有効期限が切れてしまいそうなときだけ加入すれば、負担を抑えられます。
ANAカード全体でみても、ポイント有効期限を無期限にできるANAカードは限られています。しかもANAアメックスは、ポイント有効期限を無期限にできるもっとも年会費が低いANAカードです。
そのため以下のようにポイント有効期限内にマイルを活用するのが難しい方にとっては、ANAアメックスを持つ価値が大いにあります。
- 仕事や家庭の用事が多く、マイルを利用できるとすれば数年に1度
- カード利用金額が少なく、マイルが貯まりにくい
- マイルを長期間かけて大量に貯め、ビジネスクラスやエコノミーを利用したい
4.アメックスの中でもっとも年会費が低い
ANAアメックスはANAカードの1つであると同時に、数多く発行されているアメリカン・エキスプレス・カードの中の1つでもあります。
アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費が高額でステータスが高く、旅行サービスが充実していることで知られるクレジットカードです。もっともスタンダードなアメリカン・エキスプレス・グリーン・カードですら、年会費は13,200円相当(正確には月会費1,100円)になります。
しかし、ANAアメックスの年会費は6,600円。ANA一般カードとしては高額ですが、アメリカン・エキスプレス・カードとしてみれば低い年会費だと言えます。
なお、ANAアメックスはアメリカン・エキスプレス・カードの中でもっとも年会費が低いカードです。そのため、できるだけ少ない負担でアメリカン・エキスプレス・カードを持ちたいという方にもおすすめできます。
5.旅行サービスが充実している
ANAアメックスは、旅行サービスが充実しているのも特徴の1つです。以下のような、ほかのANA一般カードには付帯しない旅行サービスが利用できます。
- 空港ラウンジサービス
- 手荷物無料宅配サービス
- 空港クロークサービス
- 空港パーキング割引優待
- 海外旅行傷害保険
- カードの緊急再発行
- 24時間日本語電話サポート
中でも、空港ラウンジサービスや手荷物無料配送は航空便の利用が多い方に人気のサービスです。
空港ラウンジサービスとは、国内主要空港内に設置された特別待合室である「空港ラウンジ」を、無料で利用できるサービスです。空港ラウンジ内はソファーや電源コンセント、デスクが完備され、フリードリンク制です。そのため、スマートフォンの充電やノートパソコンを使っての仕事などで搭乗待ち時間を有意義に過ごせます。ただ残念ながら、ANAラウンジはANAアメックスを持っていたとしても利用できません。
そして手荷物無料宅配サービスとは、国際線利用時にスーツケースなどの手荷物を、空港内のサービスカウンターから1個無料で自宅まで配送してくれるサービスです。帰宅した翌日には手荷物が自宅に届くので、利用しやすく人気があります。
ANAアメックスなら、こういった充実した旅行サービスを利用できます。
6.追加カードが発行できる
ANAアメックスは、家族カードとETCカード、そして「プラスEXカード」といった追加カードが発行できます。家族カードとは、配偶者などのご家族に発行されるカードです。ANAアメックスの家族カードは年会費2,750円と、本カードよりもかなり低く設定されています。それにも関わらず、ANAアメックスのほぼすべてのサービスを利用できます。
また家族カードの利用代金は本カードに一括して請求されるため、家計の一元化にも役立ちます。ご家族でマイルを貯めれば、マイルが貯まるスピードが加速するのがメリットです。
そしてETCカードとは、高速道路のETCレーンを通過するために必要なカードです。ETC車載器にETCカードを挿入することにより、はじめてETCを利用できます。
ANAアメックスのETCカードは、通常のカード利用と同じように100円につき1マイル相当のポイントが貯まります。そのため、空港まで高速道路を利用するなど、普段から高速道路を理解する機会が多い方なら効率的にANAマイルが貯まります。
プラスEXカードは、JR東海エクスプレス予約サービスを利用するために必要なカードです。このサービスは東海道・山陽・九州新幹線をスマートフォンやパソコンから予約・変更でき、プラスEXカードを新幹線の改札にタッチすれば乗車できます。
駅のみどりの窓口や自動券売機で切符を受け取る必要がない上、優待価格で乗車可能。旅行や出張でANA便だけでなく新幹線もよく利用する方にとっては大きなメリットです。
7.楽天Edy機能を搭載
ANAアメックスは、楽天Edyの機能を搭載しています。楽天Edyとは、加盟店の端末にかざすだけで支払いができる電子マネーの1つです。名前からもわかるように、楽天グループが提供しています。
楽天Edyは加盟店が多く、コンビニやガソリンスタンド、ファミレス、ファーストフード店など、日常の支払いで活用できます。
楽天Edyは利用代金の0.5%が楽天ポイントとして還元されるしくみです。また、楽天ポイント加盟店で利用すると還元率は1.0%にまで引き上がります。
楽天ポイントは1ポイント=1円として楽天市場や楽天ポイント加盟店で利用できるほか、1ポイント=0.5マイルとしてANAマイルに移行できます。
そのため、ANAアメックスはクレジットカード払いと楽天Edy、2つの決済方法が選べる上、どちらを利用してもANAマイルが貯まります。
ただ、ANAアメックスから楽天Edyにチャージしたときはポイントが貯まらないことに注意しましょう。
ほかの電子マネーではポイントが貯まらない
ANAアメックスは、楽天Edyだけでなく以下の電子マネーにもチャージ可能です。
- モバイルSuica
- SMART ICOCA
- モバイルPASMOチャージ
- nanaco
- WAON
ただし、チャージした代金に応じたポイントは貯まりません。そのため、もし上記の電子マネーを活用しているなら、電子マネーのチャージにはANAアメックス以外のカードを利用することをおすすめします。

ANAアメリカン・エキスプレス・カード
年会費 | 7,700円(税込) | ||
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還元率 | 0.50%〜0.75% | ポイント |
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ANAアメックスの審査難易度は標準的
気になるANAアメックスの審査難易度。結論から言うと、クレジットカード全体でみれば標準的だと言えます。
具体的には、公務員や正社員、個人事業主といった職業の方なら、平均的な年収であっても審査通過できます。
公務員や正社員でないと審査に通過できないとなると審査難易度が高いように感じます。ただ、年収は300万円程度の方でも通過している実績があることを考えると、多くの人にとって持ちやすいクレジットカードだと言えます。
また、他社だと審査が厳しいとされる個人事業主の方でも発行される可能性が十分にあります。
これらを総合して判断すると、ANAアメックスの審査難易度は平均的と考えることができます。
なお、ANAアメックスはパート・アルバイトの方は申し込めません。
空港で申し込んでも審査難易度は同じ
ANAアメックスは、基本的に公式サイトから申し込みができます。ただ、空港などのブースで申し込むことも可能です。
一部では空港での申し込みは、積極的にカード会員を増やしたいという理由でインターネットよりも審査難易度が低いというウワサがあります。
実際どうなのかは、アメリカン・エキスプレス内部の人にしかわかりませんが、空港での申し込みだと審査難易度が低い根拠があまりありません。もしANAアメックスのカード会員を増やしたいのであれば、インターネットの申し込みも審査難易度を下げるはずだからです。申込場所に応じて審査難易度を変える理由が見当たりません。
そのため、どのような申込方法であっても審査難易度は同じだと考えるのが無難です。
ANAアメックスは申し込みから審査・発行まで約2週間
ANAアメックスは、申し込みからカード発行まで約2週間かかります。クレジットカードの中には申し込みから3日程度で発行されるものがあることを考えると、ANAアメックスの約2週間という発行期間はやや長いと言わざるを得ません。
ANAアメックスは審査通過後、日本郵便の「本人限定受取郵便(特定事項伝達型)」で発送されます。カードの受け取りには運転免許証や個人番号カードなどの「写真付き公的証明書」が必要です。
最短60秒で審査完了
クレジットカードに申し込んだとき、自分が審査に通過しているか? それとも審査落ちしているのか? 気になるものです。ANAアメックスは申し込みから最短60秒で審査が完了し、結果を知ることができます。
そのため、審査結果がわからず落ち着かない時間はほぼありません。
審査状況を電話で確認できる
ANAアメックスの審査結果がわかるのは「最短」60秒です。人によっては審査結果がわかるまで、数時間や数日といった時間がかかってしまうことがあります。
審査完了までの時間が長引くのは、以下のようなケースです。
- 過去にクレジットカードやローンに申し込んでから転職している
- 他社クレジットカードやローンで、過去2年以内に延滞がある
- 最近6か月間で、複数のクレジットカードやローンに申し込んでいる
上記のような場面では、コンピュータによる自動審査だけでなく、担当者による手動審査が行われます。そのため審査に時間がかかってしまうというわけです。
ただ、ANAアメックスの審査状況は、電話で確認できます。問い合わせ窓口は以下のとおりです。
●お問い合わせ窓口
個人カード 0120-020120
通話料無料、9:00~17:00、土日祝休
上記の窓口で、現在の審査状況を確認できます。ただ、確認できるのはあくまでも審査の「状況」です。審査結果や審査落ちしたときの理由を教えてくれることはありません。
ANAアメックスに審査落ちする3つの原因
ANAアメックスに審査落ちする理由は、先ほども説明したとおり教えてもらえることはありません。ただ、審査落ちする原因の多くは3つに絞られます。ここから、ANAアメックスに審査落ちする3つの主な原因について説明します。
1.延滞や金融事故
ANAアメックスに審査落ちする原因の1つは、延滞や金融事故です。過去にクレジットカードやローンで延滞や金融事故があると、ANAアメックスに審査落ちする可能性は高くなります。
延滞とは、クレジットカードの利用代金やローンの返済期日を約2か月以上支払わなかった状態のことです。ANAアメックスに限らず、クレジットカードの審査ではすでに契約しているすべてのクレジットカードやローンの支払い状況が調査されます。
他社で延滞がある人は、ANAアメックスの利用代金を延滞する可能性が高いと判断されるからです。クレジットカードの利用代金やローンの返済状況は、信用情報機関という機関にすべて保存されています。
ANAアメックスの審査では信用情報機関の情報がチェックされるので、過去や現在、クレジットカードの利用代金やローン返済に延滞があれば、他社であってもすべてバレてしまうわけです。
支払期日を数日すぎたことがある程度では、ANAアメックスに審査落ちすることはまずありません。ただ、支払期日をすぎることが頻繁にあったり、長期間の延滞をしたことがあれば、審査落ちの大きな原因となります。
そして金融事故とは、以下の4つのことを指します。
長期延滞 | 61日以上の延滞または3か月以上返済が遅れること |
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強制解約 | 契約違反や長期の延滞でカード会社・金融機関から契約を打ち切られること |
代位弁済 | 長期延滞などのとき、保証会社が利用者の代わりに代金を返済すること |
債務整理 | 任意整理や特定調停、個人再生、自己破産といった法的な手続きを行うこと |
支払期日から2か月をすぎても代金を支払わずにいたり、多額の負債を抱えて法的な手続きを行った経験がある人は、ほぼ確実にANAアメックスに審査落ちします。
2.過去6か月以内にクレジットカードの審査に落ちている
ANAアメックスに申し込む過去6か月以内にクレジットカードの審査に落ちている場合、ANAアメックスに審査落ちする可能性が高くなります。
過去に他社クレジットカードに審査落ちしているということは、そのカード会社は何らかの問題があると判断してカードを発行しなかったと推測されるからです。
ANAアメックスの審査で確認される信用情報機関の情報の中には、過去6か月以内のクレジットカードに申し込んだ履歴と審査結果が含まれます。そのため、他社カードの審査落ちがバレてしまいます。
なお、信用情報機関が保管しているクレジットカードの審査結果の情報は、申し込みから6か月で消去されます。そのため、過去にクレジットカードに審査落ちした方は、その審査落ちから6か月は期間を空けてANAアメックスに申し込むようにしましょう。
3.申込内容にウソがある
申込内容にウソがあると、ANAアメックスに審査落ちする可能性が高くなります。カード会社としては、職業がウソで収入が少ない、または無収入の人にANAアメックスを発行してしまうと、カード利用代金を回収できない恐れがあります。
また、住所や氏名にウソがあるとクレジットカードを届けることができませんし、 何か問題がある人物だと警戒されてしまうのです。もしウソの内容が悪質だと判断されると、ANAアメックスだけでなくアメリカン・エキスプレスが発行しているすべてのクレジットカードが永遠に発行されない危険性があります。
そのため、申込内容にウソを入力するのはやめましょう。なお、勘違いで入力を間違えたことが明らかな場合は、審査に悪影響を与えることはありません。
カード会社が申込内容がウソでないかどうかを見分ける方法は、信用情報機関の情報です。信用情報機関の情報を調べれば、すべてのクレジットカードの契約内容がわかります。契約内容とは、住所や氏名、勤務先、運転免許証、電話番号といった情報です。
引っ越しや転職などで住所や勤務先が変わっているときは、担当者が住宅地図や電話による在籍確認で申込内容が事実かどうかを確認します。
ANAアメックスに審査落ちする可能性を減らす方法
ANAアメックスに審査落ちする可能性を減らす2つの方法を説明します。
1.他社借入金額を減らす
他社借入金額を減らすと、ANAアメックスに審査落ちする可能性が低くなります。他社借入金額とは、アメリカン・エキスプレス以外の会社と契約しているローンやクレジットカードのキャッシング利用枠のことです。
収入が多くても、毎月のローン返済に充てなければならない金額が多いとANAアメックスの利用代金の支払いに回せる金額が少なくなります。そのため、他社借入金額が少なければ少ないほどANAアメックスの審査で有利になるというわけです。
なお、カード会社は信用情報機関の情報を確認することにより、他社借入金額を知ることができます。
そのため可能であれば、ANAアメックスに申し込む前に他社クレジットカードのキャッシング利用枠を減額したり、ローンを一部返済して借入金額を減らしておくことをおすすめします。
2.連絡が取れる電話番号を入力する
ANAアメックスの審査の途中で、アメリカン・エキスプレスから確認や質問の電話がかかって来ることがあります。もしもその電話に出なかったり折り返さずに連絡が取れないままの状態が長時間続くと、審査落ちしてしまう可能性があります。
カード会社としては電話で確認ができないと、審査を進めることができないからです。連絡が取れない状態が長く続けば、審査落ちという結論を出さざるを得ません。
そのため、ANAアメックスの申し込みではカード会社と連絡が取れる自宅電話番号や携帯電話番号を入力しましょう。そしてANAアメックスに申し込んでから数日間は、知らない電話番号からの電話にも対応するようにしましょう。
ANAアメックスの注意点
ANAアメックスは、ページ前半でも説明したように無期限にマイルが貯まる、旅行サービスが充実したクレジットカードです。ただし、以下2つの注意点があります。
1.マイル移行手数料が必要
ANAアメックスは、カード利用でポイントが貯まり、そのポイントをANAマイルに移行するカードです。ポイントをマイルに移行するとき、6,600円のマイル移行手数料がかかります。
マイル移行手数料は、どれだけ多くのポイントをマイル移行しても一定の金額です。そのため、できるだけ多くのポイントを貯めてからまとめてANAマイルに移行することをおすすめします。
なお、ANAアメックス以外のANA一般カードも6,600円のマイル移行手数料が必要です。そのため、ANAアメックスだけの欠点というわけではありません。
2.付帯保険は利用付帯
ANAアメックスは最高3,000万円の海外旅行傷害保険と、最高2,000万円の国内旅行傷害保険が付帯します。
海外旅行傷害保険とは、海外旅行中の病気やケガによる治療費や持ち物が紛失・盗難などの被害に遭ったときに補償してくれる保険のことです。海外は日本とくらべて病院の治療費が高額で、スリや置き引きといった犯罪に遭う可能性も高いので海外旅行傷害保険は必須です。
そして国内旅行傷害保険とは、国内のパッケージツアー参加中やホテル・旅館に宿泊中の事故を補償してくれる保険です。
ただ、これらの補償を受けるためには、旅行代金をANAアメックスで支払う必要があります。もし旅行代金を現金やANAアメックス以外のカードで支払うと、このカードの旅行傷害保険は適用されません。
そのため、もしANAアメックスの旅行傷害保険を利用したいと考えているなら、旅行代金はANAアメックスで決済するようにしましょう。

ANAアメリカン・エキスプレス・カード
年会費 | 7,700円(税込) | ||
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還元率 | 0.50%〜0.75% | ポイント |
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