ACマスターカードは審査は緩い?特徴と審査落ちしない方法を解説
- 1ACマスターカードは審査がゆるいと言われる4つの理由
- 1.11.申込み条件は満18歳以上
- 1.22.ACマスターカードは消費者金融系クレジットカード
- 1.33.審査で重視される項目は2つと少ない
- 1.3.1年収や勤務先
- 1.3.2他社からの借入額
- 1.3.3「3秒診断」で審査の目安がわかる
- 1.44.過去の延滞が重視されない
- 2ACマスターカードの在籍確認
- 3ACマスターカードの審査時間
- 4審査に落ちる4つの理由
- 4.81.無職
- 4.92.借入金額が多い
- 4.103.過去に金融事故がある
- 4.114.多重申込
- 5ACマスターカードは怖い?
- 5.12アコムの親会社は世界的な大企業
- 5.13信用情報に傷がつくことはない
- 6ACマスターカードの8つのメリット
- 6.141.最短即日発行
- 6.152.利用明細書が郵送されない
- 6.163.利用可能枠は最大800万円
- 6.174.海外でも使える
- 6.185.利用代金の一部がキャッシュバックされる
- 6.196.年会費無料
- 6.207.盗難補償つき
- 6.218.三菱UFJフィナンシャル・グループが発行
- 7ACマスターカードの6つのデメリット
- 7.221.リボ払い専用カード
- 7.22.4リボ払いとは?
- 7.22.5リボ払いのメリット・デメリット
- 7.22.6一括払いにする方法もある
- 7.232.キャッシング機能が絶対につく
- 7.243.ポイントが貯まらない
- 7.254.海外旅行傷害保険が付帯しない
- 7.265.家族カード・ETCカードが発行できない
- 7.276.審査で個人的なことを聞かれる
- 7.221.リボ払い専用カード
- 8利用代金の支払い方法
- 8.28支払い方法4つ
- 8.293種類の返済日を選べる
- 9ACマスターカードの口コミ・評判
- 10ACマスターカードの申込方法
- 11まとめ:ACマスターカードは審査がゆるい部分もある
ACマスターカードは大手の消費者金融会社であるアコムが発行しているクレジットカードです。
最短30分で発行され、全国に設置されている自動契約機「むじんくん」で受け取ればすぐに利用できるのが大きな特徴。
そんなACマスターカードは、アコムが発行していることもあり「審査がゆるい」と言われることがよくあります。
この記事では、ACマスターカードは本当に審査がゆるいのか? 説明します。クレジットカードの審査に不安があり、ACマスターカードの申し込みを考えている方に役立つ内容です。

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ACマスターカードは審査がゆるいと言われる4つの理由
結論から言うと、ACマスターカードの審査基準には「ゆるい」部分もあります。
冒頭でも説明したように、ACマスターカードを発行しているアコムは消費者金融会社。クレジットカード会社ではありません。そのため、ACマスターカードは多くのクレジットカードとは異なる独自の審査基準となっています。
ACマスターカードは審査がゆるいと言われる理由は、以下の4つです。
- 申込み条件は満18歳以上
- ACマスターカードは消費者金融系クレジットカード
- 審査で重視される項目は2つと少ない
- 過去の延滞が重視されない
上記について、詳しく説明します。
1.申込み条件は満18歳以上
ACマスターカードに申し込める年齢は、満18歳以上です。
クレジットカードの中には、申し込みができる年齢が満20歳や満30歳のものも。そのことを思うと、ACマスターカードは審査がゆるいと判断できます。
満18歳から申し込みができるクレジットカードは、ACマスターカード以外にも発行されています。
ただ、高校生が申し込めるクレジットカードはほぼありません。
2.ACマスターカードは消費者金融系クレジットカード
クレジットカードの審査難易度は、一般的に以下の順だと言われます。
- 銀行系
- 交通系
- 信販系
- 流通系
- 消費者金融系
上が審査難易度か高く、下にいくほど難易度が下がると言われています。
ACマスターカードは、上記の最下部である「消費者金融系」です。そのため、クレジットカードの中でもっとも審査難易度が低いと推測できます。
なお、消費者金融会社が発行しているクレジットカードは、アコムのACマスターカード1種類だけです。
3.審査で重視される項目は2つと少ない
ACマスターカードの審査で重視される項目は、以下2つと少ないのも特徴です。
- 年収や勤務先
- 他社借入額
上記について、ここから説明します。
年収や勤務先
ACマスターカードの審査で重視される項目の1つ目は、年収や勤務先です。
これはACマスターカードに限ったことではありませんが、クレジットカードの審査で年収や勤務先は重要です。
クレジットカードの利用代金は「後払い」。そのためカード会社は収入がない、または少ない人にカードを発行すると、利用代金が回収できません。
また、カードの利用代金は継続して発生し続けるものです。ですから、長期的に続く「安定した収入」があることを重視します。
ACマスターカードで言うところの「安定した収入」とは、主に以下のとおりです。
- 公務員・正社員の給料
- 契約社員や派遣社員の給料
- パート・アルバイトの給料
- 個人事業主・フリーランスの収入
カード会社によっては、契約社員・派遣社員やパート・アルバイトの収入は「安定した収入」だとみなさないことも。
そのことを思うと、ACマスターカードは審査がゆるいと判断できます。
他社からの借入額
ACマスターカードの審査で重視される項目の2つ目は、他社クレジットカードのキャッシング利用枠やローン契約金額です。
クレジットカードには、以下2つの機能があります。
- ショッピング機能
- キャッシング機能
ショッピング機能とは、クレジットカードを使ってお店やインターネットサイトで買い物をする機能のことです。
そしてキャッシング機能とは、コンビニや銀行のATMから現金を引き出したりインターネット上で申し込んで指定口座へ振り込んだりする方法でお金を借りる機能になります。
クレジットカードのキャッシング機能の利用可能枠やローン契約金額は、総量規制という制約があります。
クレジットカードのキャッシング枠とローンの契約金額は、年収の3分の1を超えてはいけないという法律があります。
もしACマスターカードに申し込み発行されると総量規制を超えてしまう場合、審査落ちしてしまいます。ACマスターカードは、キャッシング枠が必須の珍しいクレジットカードです。
一方他社クレジットカードだと、キャッシング利用枠ゼロで申し込めば総量規制は関係なくなります。
クレジットカードのショッピング機能の利用限度額は、総量規制の対象外です。
他社カードだとキャッシング機能なしで申し込めるにも関わらず、ACマスターカードはキャッシング機能が必須です。
キャッシング機能は総量規制という法律の規制を受けることを考えると、この点に限ってはACマスターカードはむしろ審査が厳しいと言えます。
「3秒診断」で審査の目安がわかる
ACマスターカードの審査に通過できるかどうか? 不安な方のために、アコム公式の「3秒診断」が用意されています。
3秒診断は、以下3項目を入力するだけでアコムで借り入れができるかどうかの目安がわかります。
- 年齢
- 年収(総支給額)
- 他社のカードローン借入金額
上記はあくまで目安であり、実際にACマスターカードに申し込んだときの審査結果とは異なることも。しかし、アコム公式のサービスなので十分参考になります。
4.過去の延滞が重視されない
ACマスターカードは、一般的なクレジットカードとくらべて過去の延滞が重視されないのが特徴です。
クレジットカードの審査では、過去のクレジットカード利用代金やローン返済の支払状況がチェックされます。
「信用情報機関」には、すべてのクレジットカードやローンの契約状況や利用状況、支払状況のデータが保存されています。クレジットカードの審査では、信用情報機関に保存されている情報をチェックするわけです。
信用情報機関は日本に3つあり、3つの信用情報機関で相互に情報共有しています。
クレジットカードの審査で過去の延滞状況を調べる理由は、性格や人格を知るためです。どれだけ収入が多く支払い能力が高かったとしても、支払期日を守らない人だとカード利用代金を支払ってくれない可能性が高くなります。
そのため、一般的なクレジットカード会社は過去の延滞履歴を重視します。
しかし、ACマスターカードの審査では他社カード会社とくらべると、過去の延滞履歴を重視しない傾向があります。このように他社カード会社とくらべ過去の延滞が重視されない点は、審査がゆるいと言えます。

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ACマスターカードの在籍確認
クレジットカードの審査で行われる在籍確認は、ACマスターカードでも同じように行われます。在籍確認とは、申し込み時に入力した勤務先が本当なのか? カード会社が電話で確認することです。
先ほども説明したように、後払いのクレジットカードでは申込者に安定した収入があるかどうかは重要です。そのため申込者の勤務先が本当で、安定した収入を得ていることを確認する必要があります。
過去にクレジットカードやローンに申し込んだときと勤務先が変わっていない場合、電話による在籍確認は行われません。
過去のカード・ローン申し込み時にすでに在籍確認が完了しているからです。
一部ではACマスターカードは在籍確認がないという噂があります。しかしこれは事実ではありません。ACマスターカードも、後払いのカード利用代金を確実に回収したいという考えは多くのカード会社と変わりません。
そのため、通常のカード会社同様に在籍確認が行われます。
派遣社員の方は注意
在籍確認は、カード申し込みのときに入力した勤務先に対して行われます。そのため、基本的には本社ではなく実際に勤務している支社・出張所を入力することをおすすめします。
本社に連絡があっても、支社・出張所で勤務している方の在籍確認が取れない可能性があるからです。
ただし、派遣社員に限っては実際の勤務先ではなく、派遣元会社を入力することをおすすめします。
実際に勤務している派遣先の会社は、派遣社員の名前を把握していない可能性があります。そのため、実際に在籍していることを把握している派遣元会社を入力しましょう。
周囲にバレる可能性はまずない
在籍確認では、会社の上司や同僚にアコムから電話があったことがバレてしまうのでは? 心配される方が多くいらっしゃいます。
ACマスターカードを発行しているアコムは、有名な消費者金融会社です。そのため、会社の上司や同僚にアコムから電話があったことを知られたくないもの。
アコムから電話があったことがバレると、以下のような誤解を招く恐れがあります。
- アコムからお金を借りようとしている
- アコムからの借金を返済していない
しかし、その点は心配不要です。在籍確認の電話は、担当者の個人名のみでかかってきます。そのため、会社の人にアコムからの電話だと知られることはありません。
在籍確認で審査落ちするパターン
ACマスターカードは、在籍確認ができなかったからといって即審査落ちするわけではありません。以下のような場合だと、申込者がその勤務先に在籍していることは確認できません。
- 勤務先に何回電話しても誰も出ない
- 勤務先への電話で「そのような者はおりません」と言われる
- 個人事業主やフリーランス
しかし「在籍確認ができない=申し込み内容がウソ」という結論にはなりません。以下のケースが考えられるからです。
- 飲食店や外回りが多い業種で、日中は会社が留守がち
- 社員の個人情報保護が厳格な会社
- 個人事業主やフリーランスだと、電話で勤務していることが確認できない
ただ、以下の場合は在籍確認で審査落ちしてしまう可能性が高くなります。
- 申し込み時に入力した勤務先が実在しない
- アリバイ会社を利用する
つまり、ウソの勤務先を入力したことがアコムにバレると審査落ちするということです。
アリバイ会社とは、提携している会社に在籍しているという「アリバイ」を作ってくれる会社です。電話在籍や在籍していることを装う書類を用意してくれます。
ただ、アコムはアリバイ会社やアリバイ会社が提携している会社を把握済みです。そのためアリバイ会社を利用すれば高確率でバレてしまいます。
アリバイ会社を含めウソの勤務先を入力したことがバレると、今後2度とACマスターカードやアコムのローンの審査に通過できない恐れがあることに注意しましょう。
ACマスターカードの審査時間
ACマスターカードの審査は、最短30分で完了します。ただ、申し込み時期によっては通常よりも審査時間が長引くことに注意しましょう。
ACマスターカードの審査が長引く可能性があるのは、以下のような時期です。
- 入学、入社、引っ越しシーズンの3~4月
- 旅行、遠出、レジャーの予定が多いGWの直前
- 夏休み、盆休みが始まる8月中旬ごろ
- クリスマスや正月の休みの直前
上記の時期にACマスターカードへの申し込みを考えている場合、申し込みからカード発行まで時間がかかることー覚えておきましょう。

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審査に落ちる4つの理由
ACマスターカードの審査に落ちる理由として、主に以下4つがあります。
- 無職
- 借入金額が多い
- 過去に金融事故がある
- 多重申込
上記4つについて、説明します。
1.無職
ACマスターカードに審査落ちする1つ目の理由は、無職であることです。
これはACマスターカードに限ったことではなく、すべてのクレジットカードについて言えます。
クレジットカードは、利用代金を翌月などにまとめて支払う「後払い」です。そのため、無職で収入がなければ利用代金が支払えない可能性が高くなります。
そのため、無収入である無職だと審査落ちする可能性は高くなります。
ACマスターカードは、学生と専業主婦(主夫)に限っては完全に無収入でも発行される可能性があります。完全無収入とは、パートやアルバイトを一切していなかったとしても審査に通過できる可能性が高いという意味。
その理由は、学生と専業主婦(主夫)の方は親や配偶者の収入で生活していることが明らかだからです。
ですから、学生や専業主婦(主夫)の方は、無収入であっても気にせずACマスターカードに申し込むことをおすすめします。
2.借入金額が多い
ACマスターカードに審査落ちする2つ目の理由は、すでに借り入れ金額が多いこと。
現在日本では、1人あたりがローンなどで借り入れができる総額は年収の3分の1以内と決まっています。
この年収の3分の1まで借り入れができるという制限のことを「総量規制」と呼びます。総量規制の対象となるのは以下のような「貸金業者の貸付」です。
- 消費者金融会社のローン
- クレジットカードのキャッシング利用可能枠
なお、以下のようなものは総量規制の対象とはなりません。
- 銀行のローン
- クレジットカードのショッピング利用可能枠
- 法人の借り入れ
そのため、すでに年収の3分の1近くの借り入れがある方は、審査落ちの可能性が高くなります。
「信用情報機関」に照会すると、カード会社は現状の借り入れ金額がいくらあるのかを知ることができます。
信用情報機関とは、すべてのクレジットカードやローンの契約・利用・支払いといった情報を保管している機関です。信用情報機関は国内に3つあり、お互いに情報を共有しています。
クレジットカードの審査では、この信用情報機関の情報が必ず使用されます。
多くのクレジットカードは、キャッシング枠ゼロで申し込めば総量規制の影響を受けることがありません。つまり、他社からの借入金額が多いことによる審査落ちを避けることができます。
しかし、ACマスターカードはキャッシング枠が必須です。そのため、年収の3分の1を超える可能性がある場合は審査落ちの可能性が高くなります。
3.過去に金融事故がある
ACマスターカードに審査落ちする3つ目の理由は、過去に金融事故があることです。
金融事故とは、以下の4つのことを指します。
長期延滞 | 61日以上の延滞または3か月以上返済が遅れること |
---|---|
強制解約 | 契約違反や長期の延滞でカード会社・金融機関から契約を打ち切られること |
代位弁済 | 長期延滞などのとき、保証会社が利用者の代わりに代金を返済すること |
債務整理 | 任意整理や特定調停、個人再生、自己破産といった法的な手続きを行うこと |
ACマスターカードに限らずほぼすべてのクレジットカードは、上記4つの金融事故の内1つでも履歴があると審査落ちします。
金融事故があると、信用情報機関に履歴が保存されます。この状態のことを一般的に「ブラック」と呼びます。
信用情報機関に金融事故の履歴が保存される5〜10年の間は、ACマスターカードのみならずクレジットカードそのものを持つことはほぼ不可能です。
4.多重申込
ACマスターカードに審査落ちする4つ目の理由は、多重申込(たじゅうもうしこみ)です。
多重申込とは、6か月以内に複数のクレジットカードに申し込むこと。
具体的に6か月間で何枚以上のカードに申し込むと多重申し込みになるのか? 明確な答えはありません。
多重申込かどうかは、カード会社が審査で判断します。
6か月以内に多くのクレジットカードに申し込んでいると、カード会社は利用代金の未払いを心配します。
多くのクレジットカードを持っているということは、それだけカード利用できる金額も増えるということ。
また、6か月という短期間にまとめて多くのカードを持つということは、資金繰りに困っているという誤解を与えてしまいます。
そのため、多重申込は審査落ちする可能性が高くなります。
多重申込の6か月とは、信用情報機関にクレジットカードやローンの申し込み履歴が保存される期間です。
クレジットカードに申し込んでから6か月がすぎると過去の申し込み履歴は消えてなくなります。そのため、多重申込だと判断されることはありません。
ACマスターカードは怖い?
「ACマスターカードは怖い」と心配される方がいらっしゃいます。その理由は、ACマスターカードの発行会社は消費者金融会社であるアコムだからです。
しかし、ACマスターカードは他社クレジットカードと同じように法律を守り発行・運営されているカードです。そのため、消費者金融会社が発行するカードだからと言って心配はいりません。
アコムの親会社は世界的な大企業
アコムは、国内でも有名な消費者金融会社です。消費者金融会社というと、いくら有名であってもあまりよいイメージを持たない方が多いもの。
しかし、アコムの親会社は世界企業である株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(略して「MUFG」)です。
MUFGの子会社は、アコム以外にも以下のような有名企業が名を連ねています。
- 三菱UFJ銀行
- 三菱UFJ信託銀行
- 三菱UFJ不動産販売
- 三菱UFJニコス
- 中京銀行
アコムは、上記の有名企業と並ぶ会社です。そのことを思うと、手数料やサービス提供、運営などは他社カード会社と同じ、もしくはそれ以上に安心できると言えます。
信用情報に傷がつくことはない
人によっては、ACマスターカードに申し込むことによって信用情報に傷がつくのでは? と心配される方がいらっしゃいます。
消費者金融会社が発行するACマスターカードに申し込み発行されると、信用情報機関にそのことが記録されることに。
信用情報機関に履歴が保存されると、今後申し込むクレジットカードやローンの審査でACマスターカードを持っていることがわかるわけです。
しかし、消費者金融のクレジットカードに申し込んだからといって、それだけの理由で今後クレジットカードやローンの審査で不利になることはありません。
カードやローンの審査で重視されるのは、今持っているカードの利用代金をきちんと支払っているか? ということです。契約しているカードやローンで評価が変わることはありません。
ACマスターカードの8つのメリット
ACマスターカードは、以下8つのメリットがあります。
- 最短即日発行
- 利用明細書が郵送されない
- 利用可能枠は最大800万円
- 海外でも利用できる
- カード利用金額の一部がキャッシュバックされる
- 年会費無料
- 盗難補償つき
- 世界企業「三菱UFJフィナンシャル・グループ」が発行
上記8つのメリットについて、ここから説明します。
1.最短即日発行
ACマスターカードのメリット1つ目は、最短即日発行されることです。
ACマスターカードの審査は最短30分とスピーディー。そして、全国に設置されている自動契約機「むじんくん」ですぐに受け取り、カードを使うことができます。
他社カードのようにカード本体が自宅に郵送されるのを待つ必要がありません。
ACマスターカードは、カード受け取り方法を以下3つから選択できます。
- 自動契約機「むじんくん」
- アコムの店舗窓口
- 郵送
現状、審査が数分と短いクレジットカードはいくつかあります。しかし、カード本体を即日で受け取ることができるカードとなると、その種類は一気に少なくなります。
そのため、急ぎでクレジットカードを手に入れたい方にとっては、ACマスターカードに申し込む大きな理由になります。
2.利用明細書が郵送されない
ACマスターカードのメリット2つ目は、利用明細書が郵送されないこと。「WEB明細サービス」に登録すると、カードの利用明細書は自宅に郵送されません。
WEB明細サービスとは、パソコンやスマホを使ってカード会員専用サイトから利用明細を確認するサービスです。
郵送の利用明細書よりも早く利用明細や利用代金を確認できるというメリットがあります。
また、利用明細書が自宅に郵送されないので、家族にACマスターカードを持っていることがバレる心配がありません。
3.利用可能枠は最大800万円
ACマスターカードのメリット3つ目は、利用可能枠が最大800万円と高額であることです。
クレジットカードは以下2つの利用可能枠があります。
- ショッピング利用可能枠
- キャッシング利用可能枠
ショッピング利用可能枠とは、お店やサイトで買い物ができる金額の上限のこと。そしてキャッシング利用可能枠とは、アコムやコンビニなどのATMから現金の借り入れができる上限金額のことです。
なお、ショッピング利用可能枠とキャッシング利用可能枠は独立していません。
たとえばショッピング利用可能枠100万円、キャッシング利用可能枠50万円のカードで50万円をキャッシング利用すると、ショッピングは50万円しか利用できません。
ACマスターカードの利用可能枠は、以下のようになっています。
ショッピング利用可能枠 | 最大300万円 |
---|---|
キャッシング利用可能枠 | 最大800万円 |
ショッピング利用可能枠の最大300万円という金額は、他社ゴールドカード並みです。また800万円ものキャッシング利用可能枠が設定されるクレジットカードは、ほとんどありません。
このことから、ACマスターカードは他社カードとくらべて高額な利用可能枠が設定される可能性があるクレジットカードです。
ACマスターカードが発行されれば、誰でも最大800万円の利用可能枠が設定されるわけではありません。それぞれの収入や返済能力に応じた利用可能枠が設定されます。
4.海外でも使える
ACマスターカードのメリット4つ目は、海外でも使えること。
ACマスターカードは、国際ブランド「MasterCard(マスターカード)」が使えるお店やサイトで利用できます。
MasterCardは日本国内だけでなく世界中で幅広く利用できる国際ブランドです。そのため、ACマスターカードは国内での普段遣いだけでなく、海外旅行や出張でも活用できます。
また、ACマスターカードは海外キャッシングにも利用可能です。Cirrus(シーラス)のロゴが入った海外ATMでのキャッシングに対応しています。
海外ATMにACマスターカードを差し込んで操作をすれば、現地通貨を引き出せるわけです。
ACマスターカードは他社クレジットカードとくらべてキャッシング利用可能枠が多くなっています。そのため、いざというときに海外キャッシングで高額な出金ができるということです。
5.利用代金の一部がキャッシュバックされる
ACマスターカードのメリット5つ目は、利用代金の一部がキャッシュバックされることです。
ACマスターカードは、カード利用代金の0.25%が請求金額から自動的にキャッシュバックされます。
キャッシングや金利手数料の支払いは、キャッシュバックの対象外です。
多くのクレジットカードは利用代金に応じてポイントが貯まります。そして貯まったポイントを以下のような共通ポイントやマイルに交換・移行することにより利用可能です。
- Pontaポイント
- 楽天ポイント
- Tポイント
ただ、クレジットカードのポイントは交換や移行が面倒な上、有効期限をすぎると失効してしまう恐れがあります。
ACマスターカードのキャッシュバックは手続きが不要なので、誰もが恩恵を受けられるのがメリットです。
6.年会費無料
ACマスターカードのメリット6つ目は、年会費が無料だということ。ACマスターカードは、発行手数料や年会費といったコストが一切不要です。
クレジットカードの中には初年度は無条件で年会費無料、2年目以降は年1回のカード利用などの条件を満たせば年会費無料だったり、必ず年会費がかかるものなどがあります。
そのことを思うと、ACマスターカードは年会費がずっと無料なので余計なコストを抑えることができます。
7.盗難補償つき
ACマスターカードのメリット7つ目は、盗難補償がついていることです。
盗難補償とは、万が一クレジットカードが盗難の被害に遭ったときの被害を補償してくれること。
第三者に不正利用された代金は、アコムが全額補償してくれます。
盗難補償はほぼすべてのクレジットカードについています。ACマスターカードは消費者金融会社が発行するカードですが、他社カードと同じように補償が受けられます。
8.三菱UFJフィナンシャル・グループが発行
ACマスターカードのメリット8つ目は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(通称「MUFG」)が発行していることです。
先ほども説明したとおり、MUFGはアコムだけでなく、三菱UFJ銀行などの超有名企業が属している世界規模で展開しているグループ企業です。
その世界企業のグループ会社が発行しているACマスターカードなら、安心して利用できます。
ACマスターカードは、券面に「アコム」の文字がありません。そのため、周囲の人にアコムのクレジットカードを持っていると知られることは、まずありません。
ACマスターカードの6つのデメリット
ACマスターカードは、以下6つのデメリットがあります。
- リボ専用カード
- キャッシング機能が絶対につく
- ポイントか貯まらない
- 海外旅行傷害保険が付帯しない
- 家族カード・ETCカードが発行できない
- 審査で個人的なことを聞かれる
上記6つのデメリットについて説明します。
1.リボ払い専用カード
ACマスターカードのデメリット1つ目は、リボ払い専用カードだということです。
リボ払いとは金利手数料がかかる、しくみがやや複雑な支払い方法です。ACマスターカードは利用代金が自動的にリボ払いとなってしまうのが大きなデメリットです。
ACマスターカードは、ATMや銀行振込で利用代金を支払えば金利手数料がかからないようにすることも可能です。ただ、多くのクレジットカードは1回払いで金利手数料はかかりません。
リボ払いとは?
リボ払いについて、詳しく説明します。
リボ払いは、カードの利用代金に関わらず、5,000円や1万円など前もって設定した金額だけを支払います。
そして利用代金から支払金額を差し引いた残金は翌月に繰り越され、翌月に1か月分の金利手数料を支払うというしくみです。
多くのクレジットカードだと、専用アプリや会員専用WEBサイトから手続きをすることにより、1回払いからリボ払いへ変更できます。
たとえば1か月のカード利用代金が5万円、リボ払いの支払金額を1万円に設定していたとします。
この場合、5万円のカード利用があった翌月に1万円を支払います。残金の4万円は翌月に繰り越され、その4万円に対して1か月分の金利手数料がかかります。
そして繰り越された4万円のうち1万円と金利手数料を支払うという流れです。
リボ払いのメリット・デメリット
リボ払いのメリットとデメリットは、それぞれ以下のとおりです。
リボ払いのメリット
- 毎月の支払い金額が一定なので延滞の心配が少ない
- 高額な支払いが発生しても毎月無理なく支払いができる
リボ払いのデメリット
- 金利手数料がかかる
- カード利用代金と支払金額が異なるので、いくらカードを使ったか?分かりづらい
- ATMや銀行振込など手動で返済をしないと、金利手数料がどんどん高額になる
上記のように、リボ払いは支払い金額が抑えられるというメリットがあります。ただ、しくみが複雑で金利手数料が膨れ上がってしまうのがデメリットです。
そのため、リボ払いのしくみを理解していないクレジットカード初心者の方には、ACマスターカードはあまりおすすめできません。
一括払いにする方法もある
リボ払い最大のデメリットは、金利手数料が発生することです。しかし、ACマスターカードは利用代金を手動で返済することにより、金利手数料をゼロにできます。
ACマスターカードの金利手数料をゼロにするには、毎月6日までにカード利用代金を全額支払うことが条件です。
毎月6日にカード利用代金を確認し、その金額を以下3つの方法で一括払いすれば、金利手数料は発生しません。
- アコムの専用ATM
- コンビニ等の提携ATM
- ネットバンキング
ACマスターカードの利用代金の支払い方法は、上記以外にも多数あります。ただ、確実に金利手数料が発生しない支払い方法として、上記3つがおすすめです。
やや面倒ではありますが、もしACマスターカードを一括払いで利用したいなら、毎月6日に利用代金を確認し、手動で支払いましょう。
2.キャッシング機能が絶対につく
ACマスターカードのデメリット2つ目は、キャッシング機能が絶対につくこと。
ACマスターカードだけでなく、ほぼすべてのクレジットカードはショッピング機能とキャッシング機能の2つがあります。
多くのクレジットカードはキャッシング機能は必須ではありません。キャッシング利用可能枠ゼロで申し込むこともできます。
しかし、ACマスターカードはキャッシング利用可能枠ゼロでは申し込めません。
キャッシング機能がつくことにより、以下2つのデメリットがあります。
- ついついキャッシングを利用してしまい金利手数料がかかる
- 総量規制などの理由で審査落ちしてしまう
キャッシング利用可能枠が設定されていても、キャッシングを利用しなければ金利などの手数料は一切かかりません。
3.ポイントが貯まらない
ACマスターカードのデメリット3つ目は、ポイントが貯まらないこと。
ACマスターカードはカード利用金額の0.25%が自動的にキャッシュバックされます。そのためポイントプログラムがありません。
ポイント交換の手間がなく、有効期限切れを心配する必要がないのはメリットです。ただ、ACマスターカードの0.25%自動キャッシュバックは、他社カードのポイントよりも低い数字…。
ポイントが貯まる他社クレジットカードは、利用代金の0.5%分がポイントとして還元されるのが平均的です。
そのため、ポイントなどで節約を考えている方には、ACマスターカードは適していません。
4.海外旅行傷害保険が付帯しない
ACマスターカードのデメリット4つ目は、海外旅行傷害保険が付帯しないことです。
海外旅行傷害保険とは、海外での病気やケガによる治療費や持ち物の紛失・盗難による被害を補償してくれる保険のこと。
海外は日本よりも医療費が高く、スリや置き引きなどの犯罪も多くなっています。そのため、旅行や出張で海外へ行くときは海外旅行傷害保険が必須です。
海外旅行傷害保険は空港やインターネットで加入できます。ただ、クレジットカードの中には無料で付帯しているものも。
しかし残念ながら、ACマスターカードに海外旅行傷害保険は付帯していません。そのため、海外旅行傷害保険に期待するならACマスターカードは適していないと言えます。
5.家族カード・ETCカードが発行できない
ACマスターカードのデメリット5つ目は、家族カードとETCカードが発行できないこと。
多くのクレジットカードは、家族カードやETCカードといった追加カードを発行することができます。
家族カードとは、配偶者など家族の方に発行されるカードのことです。ご家族2人以上でそれぞれにカードを持つことができ、利用代金の支払いは1つの口座にまとめて家計を管理できます。
そしてETCカードは、ETC車載器に挿入することにより高速道路の料金所を停車せずに通過できるカードです。高速道路ではETCレーンを通過するのが一般的なので、ETCカードを手に入れるためだけにクレジットカードに申し込む方も多くいらっしゃいます。
ただ、ACマスターカードは家族カードとETCカード、どちらも発行できません。もし家族カードやETCカードを利用したいと考えているなら、他社カードをおすすめします。
6.審査で個人的なことを聞かれる
ACマスターカードのデメリット6つ目は、審査で個人的なことを聞かれる可能性があることです。
ACマスターカードは独自の審査方法を採用しています。そのため、場合によっては他社カードの審査では聞かれない以下のような内容も聞かれる可能性があります。
- クレジットカードを作る目的
- 勤務先の事業内容
- 仕事の具体的な内容
- 興味のあることや趣味について
- 親の名前
利用代金の支払い方法
ACマスターカードは、豊富な支払い方法と返済日を自由に選べます。多くのクレジットカードは、利用代金の支払いは1か月に1度の指定日に口座引落しで行われます。
そのことを思うと、ACマスターカードは利用代金の支払いが便利なクレジットカードです。
支払い方法4つ
ACマスターカードの支払い方法は、以下4つがあります。
- 口座振替(口座引き落とし)…20日締め、6日支払い
- アコムATM
- インターネット払い
- 銀行、コンビニなどの提携ATM
口座振替(口座引き落とし)は、利用代金の全額ではなく前もって決めた金額のみの引き落としです。
金利手数料を支払いたくないときや臨時で利用代金の一部や全額を支払いたいときは、口座振替以外の方法で支払います。
3種類の返済日を選べる
ACマスターカードは、返済方法だけでなく返済日も自由に選べるのが特徴です。
ACマスターカードの返済後は、以下の3つがあります。
- 毎月6日払い
- 35日ごと
- 指定日払い(自由に指定が可能)
ACマスターカードの口コミ・評判
ACマスターカードの口コミ・評判は以下のとおりです。
- 多重申込でも発行された
- 即日発行
- フリーターでも発行された
- 他社カードのポイントプログラムより見劣りする
- リボ払い専用カードだから普段は使いにくい
- クレジットカードというよりカードローン
多重申込だと審査落ちする可能性が上がりますが、6か月間で数枚程度のカード申し込みなら発行されたという口コミが見られます。
このことからも、ACマスターカードの比較的審査が甘いクレジットカードだと推測できます。
また、ポイントプログラムがないことやリボ払い専用カードで使いにくいといった声も見られました。ACマスターカードは他社カードよりも多くのキャッシング利用可能枠が設定されます。
口コミにもあるように「クレジットカードとしても使えるカードローン」と考えた方が自然かもしれません。
ACマスターカードの申込方法
ACマスターカードの申込方法を、順を追って説明します。
申し込みの流れ
ACマスターカードは、以下の流れで申し込みます。
- 必要な書類を準備する
- 申込み(アコムの公式サイトまたはアコム窓口、自動契約機「むじんくん」)
- 申込み後、審査(最短30分)を待つ
- 審査結果がメールか電話で知らされる
- カードの受け取り(郵送・アコムの店舗・自動契約機「むじんくん」から選択)
必要な書類
ACマスターカードの申し込みには、本人確認書類として以下のものを用意する必要があります。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 健康保険証+住民票、電気、ガス、水道などの公共料金の領収書、納税証明書のいずれか
上記4つの中から、1つを用意すれば申し込みができます。
なお、健康保険証を用意するときは追加の書類も必要となることに注意しましょう。
基本的には収入を証明する書類は不要です。以下の場合だと収入を証明する書類が必要でする
- 50万円以上の利用限度額を希望するとき
- 他社での借入額と今回希望する利用限度額を合計すると100万円以上になるとき
収入を証明する書類は、以下のとおりです。
- 源泉徴収票(最新の年)
- 給与明細書(1か月以内)+賞与明細書(直近1年分)
- 住民税決定通知書(最新の年度)
- 所得証明書(最新の年度)
3つの申込方法
ACマスターカードは、インターネットをはじめ以下3つの申込方法があります。
- インターネット
- アコムの店舗窓口
- 自動契約機「むじんくん」
インターネットなら今すぐ申し込めるというメリットがあります。
そして、アコムの店舗窓口や無人契約機で申し込むと、最短30分で審査が完了しその日のうちのカードを受け取れるのがメリットです。
まとめ:ACマスターカードは審査がゆるい部分もある
ACマスターカードは、以下の点では他社カードよりも審査が甘いと推測できます。
- 学生・専業主婦(主夫)なら無収入でも発行される
- パート・アルバイト収入も「安定した収入」
- 過去の延滞があっても発行される可能性が高い
しかし、ACマスターカードはキャッシング機能が必須です。そのため、現状の借入金額が多い方だと総量規制の影響を受け、他社カードよりもむしろ審査が厳しいカードになります。
まとめると、ACマスターカードは収入や過去の延滞に不安がある方にとっては、他社カードとくらべ発行される可能性が高いクレジットカードです。
その一方で他社借入が多い方にとっては、他社クレジットカードにキャッシング枠ゼロで申し込んだ方が発行される可能性が高くなります。

ACマスターカード
年会費 | 無料 | ||
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還元率 | 0.25% | ポイント | - |