アメックスに審査落ちの場合の対処方法！審査落ちの理由とは？

アメックスに申し込んだものの、審査落ちしてしまった…。そういった方は多くいらっしゃいます。

アメックスに限ったことではありませんが、クレジットカードの審査落ちの理由は決して教えてもらえません。そのため、 審査落ちの理由がわからず今後のクレジットカードの審査にどう対処すればよいのか？　分からず不安を感じることもよくあります。

そこでこのページでは、アメックスに審査落ちする主な理由と審査落ちした後の対策について詳しく説明します。この記事を参考にすれば、次回のクレジットカードの申し込みでは高確率で審査に通過できます。

アメックスの入会基準は他のクレジットカードと大差はない

そもそもアメックスの審査は甘いのでしょうか？
アメックスの審査に通過するためには、入会基準を知る必要があります。ここからアメックスの入会基準について詳しく説明します。

アメックスはランクに関わらず審査基準が同じ

アメックスはさまざまなランクのプロパーカードだったり提携カードが発行されています。プロパーカードとは、アメリカン・エキスプレス社が独自に単独で発行しているカードのことです。具体的には以下のカードがあります。

• アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード
• アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード
• プラチナ・カード®

そして提携カードとは、アメリカン・エキスプレスが他社と提携して発行しているカードのことです。提携カードは多数ありますが、代表的なものとして以下のようなものがあります。

• Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・カード
• ANAアメリカン・エキスプレス®・カード
• ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カード
• デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス®・カード
• ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス®・カード

アメックスのカードは、種類によって年会費や付帯サービス、特典などが異なります。ただ、アメリカン・エキスプレス社が審査を行うクレジットカードなら、審査難易度は同じです。

アメックス以外だと、年会費や付帯サービスなどによって同じカード会社が発行しているクレジットカードであっても、審査難易度が異なるのが一般的です。その理由は、カードごとに限度額が設定されているからです。

クレジットカードの審査では、カードごとに決められた利用限度額を支払えるだけの収入や実績があるかどうかを判断されます。

ところが、アメックスの利用限度額はカードごとに設定されていません。個人の支払い能力や実績により柔軟に限度額が設定されます。そのため、アメックスに限ってはどのカードに申し込んでも、審査難易度は同じです。

アメックスの申込資格

アメックスの申込資格は、「20歳以上で定職がある方」です。定職とは公務員や企業の正社員といった職業に就いている方を指します。パート・アルバイトの方は、申し込みを受け付けていないと公表されています。

なお、年金受給者は審査に通過できる可能性があることが公式サイトで以下のように説明されています。

アメックスの審査に通過するためには、ここまで説明した申込資格を満たしている必要があります。アメックスの申込資格を満たしていないことが理由で審査落ちした方は、まずは申込資格をクリアする必要があります。

アメックスの申し込みに必要な書類

アメックスの申し込みには、以下のような本人確認書類が必要です。

• 運転免許証
• 健康保険証
• 住民基本台帳カード
• マイナンバーカード
• 住民票の写し
• パスポート
• 特別永住者証明書
• 在留カード

運転免許証や健康保険証は、ほぼすべての方が用意できる本人確認書類です。また、本人確認書類に特別永住者証明書や在留カードが含まれていることからもわかるように、外国人の方でも申込みできます。

ただ、利用代金の自動振替を取り扱っているのは国内の金融機関のみであることに注意しましょう。

アメリカン・エキスプレス・ グリーン・カード

年会費	13,200円(税込)
還元率	0.50%	ポイント

詳しく見る

アメックスは申込後3週間でカードが届く

アメックスは、もし審査に通過すれば申込みから約3週間後にカードが自宅に郵送されます。アメックスのカードは、基本的には本人限定受取郵便（特定事項伝達型）で郵送されます。

そして、もし入会審査の途中で本人確認が完了した場合は、普通郵便または簡易書留郵便で届けられます。なお、カードが郵送される住所は自宅のみで、勤務先など自宅以外の住所を指定することはできません。

審査の合否が最短60秒で届く

アメックスの審査の合否は、最短60秒でメールにより通知されます。コンピュータによる自動審査のみで審査に通過すれば、すぐに審査結果を知ることができ、安心してカードが郵送されるのを待つことができます。

ただし、自動審査のみで最短60秒で審査結果が届くのは、直近のクレジットカードやローンとアメックスの申込内容とを比較して、住所や勤務先などが一致している場合に限られます。また、他社カードやローンの延滞がないことも条件です。

もしも直近のクレジットカード、ローンの申込みから住所や勤務先が変更となっている場合だったり、他社カードやローンの支払いに延滞がある場合、審査に数日以上かかる場合もあります。

審査やカード発行の状況を確認できる

審査結果がわかるまでに時間がかかる場合だったり、申込みから3週間以上経ってもカードが届かない場合、審査状況やカード発行状況を確認することができます。

問い合わせ窓口は、以下のとおりです。

アメックスに審査落ちする原因8つ

ここからが本題です。アメックスに審査落ちする主な原因8つについて詳しく説明します。

1.入会基準を満たしていない

アメックスの入会基準を満たしていないと、審査落ちする可能性が高くなります。アメックスの入会基準は、先ほど説明したように「20歳以上で定職がある方」です。

年齢が20歳未満だったり、公務員や正社員といった職業ではない方だと入会基準を満たしていないという理由で審査落ちの可能性が高くなります。

2.ローンの借入金額が多い

ローンの借入金額が多いと、アメックスの審査に落ちる可能性が高くなります。アメックスは、審査で他社クレジットカードやローンの契約状況を調べます。そのとき、ローンの借り入れ金額が多いと、アメックスの利用代金を支払う能力が低いと判断されるのです。

個人のローン契約の状況は、信用情報機関に照会することにより知ることができます。信用情報機関とは、すべてのクレジットカードやローンの契約状況や契約金額を管理している機関のことで、日本に3つあります。

アメックスは、審査で信用情報機関のデータを調査してどれだけのローン借り入れ金額があるか？　カードを発行したとき限度額いくらまでなら支払いができるのか？　判断します。

このとき、現在の職業・収入ではアメックスの利用代金を支払うことは難しいと判断されれば、審査落ちしています。

3.延滞が多い

他社クレジットカードやローンの延滞が多いと、アメックスの審査に落ちる可能性は高くなります。延滞とは、クレジットカードの利用代金やローンの返済期日を約2か月以上すぎることです。

アメックスは、先ほど説明した信用情報機関の情報で申込者のすべてのクレジットカード・ローンの支払い・返済状況を知ることができます。

職業や勤続年数からみて収入が多くても、他社での延滞が多いとアメックスの利用代金も延滞となる可能性が高いと判断します。そのため審査落ちの可能性が高くなるわけです。

なお、他社で1度や2度の延滞があったからといって、アメックスに審査落ちするわけではありません。

4.金融事故を起こしたことがある

過去に金融事故を起こしていると、ほぼ確実にアメックスの審査に落ちます。金融事故とは、以下のようなことを指します。

過去に金融事故を起こしていること、または金融事故を起こした人のことを一般的に「ブラック」と呼びます。

金融事故を起こすと、先ほどから説明している信用情報機関にその事実が記録されます。信用情報機関に金融事故の記録があれば、アメックスだけでなくすべてのクレジットカード・ローンが契約できません。

なお、信用情報機関に金融事故が記録されるのは5〜10年です。金融事故の内容や状況、信用情報機関の種類により記録が残る期間は異なります。

5.クレジットカードやローンに契約したことがない

過去に1度もクレジットカードやローンの契約をしたことがない場合、アメックスに審査落ちする可能性が高くなります。

アメックスの審査では、信用情報機関がすでに契約しているクレジットカードやローンの情報が調査されます。そのとき、現在や過去の契約履歴がないと、アメックス側としては以下2つの不安を抱くことになります。

• 利用代金をきちんと支払う人なのかどうかを判断できない
• 過去に金融事故を起こしている

過去に金融事故を起こしている人は、信用情報機関に履歴が保管されている5〜10年の間は新たにクレジットカードやローンの契約ができません。そのため、金融事故の履歴が消えると信用情報機関に履歴が一切ない状態となります。これを「スーパーホワイト」と呼びます。

スーパーホワイトだと新たにカードを発行しても利用代金を延滞される可能性が高いと判断され、審査落ちする可能性が高くなります。

もしも過去に1度もクレジットカードやローンの契約をしたことがないと、スーパーホワイトと勘違いされてしまう恐れがあるというわけです。

6.6か月以内に複数のカードに申し込んでいる

過去6か月間に複数のクレジットカードに申し込んでいると、アメックスに審査落ちする可能性が高くなります。この状態のことを「多重申込（たじゅうもうしこみ）」と呼びます。

信用情報機関には、現在のクレジットカードやローンの契約状況だけでなく、過去6か月間の申込状況も保管されます。そのため、アメックスの審査で多重申込をしているかどうかをチェックされるのです。

短期間で多くのクレジットカードに申し込んでいると、アメックスとしては利用代金の延滞を心配します。また、6か月以内に他社カードに審査落ちしていることがあれば、何らかの問題があると判断されてしまいます。

以上のような理由から、6か月以内に複数のカードに申し込んでいる多重申込の状態だと、アメックスに審査落ちする可能性が高くなります。

7.申し込み内容に不備があった

アメックスの申込内容に不備があると、審査落ちの可能性が高くなります。不備というのは、主に住所や勤務先が事実と異なる場合です。

住所に不備があると、郵送されるクレジットカードを受け取ることができません。また勤務先が事実と異なると、アメックスとしては年収を推測することができず、きちんとした審査ができません。

また、住所や勤務先に不備があると、申込者が審査で有利になるよう意図的にウソをついたと誤解される恐れもあります。申し込み時にウソをつく人物であれば人格を疑われ、最悪の場合永遠にアメックスが発行されない危険性もあるのです。

なお、明らかに入力間違いだとわかる不備については、大きな誤解を生むことなく審査に通過できる可能性が残されています。

8.在籍確認ができなかった

アメックスの審査では、場合によっては入力した勤務先が間違いないか？　電話による在籍確認が行われます。勤務先が事実でない場合、アメックスはカード利用代金を回収できない可能性があるためです。

在籍確認の電話に誰も出なかったり、社員の個人情報を保護するために在籍しているかどうかを判断できない場合、本人宛に電話連絡があります。もしもこの電話連絡に出なかったり、折り返したりせずにいると、審査を進めることができず審査落ちとなってしまいます。

なお、1度や2度の電話で在籍確認ができなかったからといって、即審査落ちするというわけではありません。電話による在籍確認ができなかったからといって、申し込み時に入力した勤務先がウソだという結論にはならないからです。

アメックスの審査落ちを未然に防ぐ方法3つを紹介

ここまでの内容を踏まえ、アメックスの審査落ちを未然に防ぐ方法を3つ紹介します。

1.自分の信用情報を確認する

ここまで何度か説明したように、アメックスの審査では信用情報機関に保存されている情報が使用されます。そこで、自分の信用情報を確認することで、審査落ちする原因となる内容がないかを事前に知ることができます。信用情報は、アメックスをはじめとするカード会社だけでなく、自分自身の情報を開示請求して確認することができます。

信用情報で分かる内容

信用情報で確認できるのは、すべてのクレジットカードやローンに関する主に以下の内容です。

• 契約している会社
• 契約時の住所や勤務先
• 利用限度額・契約金額
• 過去2年間の支払・延滞状況
• 過去6か月間の申込状況

アメックスが審査で確認する情報と同じものを自分の目で確かめることができます。

信用情報を開示請求する方法

信用情報は、郵送やインターネットで開示請求ができます。郵送の場合、信用情報開示請求書と手数料、本人確認書類を郵送すれば、数日後に開示報告書（信用情報）が返送されます。なお、手数料はゆうちょ銀行の定額為替証書で用意します。

そしてインターネットの場合は、電話で受付番号を取得してクレジットカード情報を入力すると、パスワード付きのPDFがメールに添付されて送られます。インターネットでの開示請求だと請求後すぐに内容が確認できます。

このページを読んでいただいている方ならインターネット環境をお持ちのはずなので、信用情報をすぐに確認できるインターネットでの開示請求をおすすめします。

2.不要なクレジットカードは解約する

契約しているクレジットカードの枚数が少ないほど、アメックスに審査落ちする可能性は低くなります。持っているクレジットカードが少なければ、収入の中でアメックスの利用代金の支払いに充てられる割合が上がるからです。

そのため、使うことがない不要なクレジットカードは解約することをおすすめします。多くのクレジットカードは、カード会社に電話して伝えるだけで簡単に解約できます。

3.他のカードでクレヒスを積む

ほかのクレジットカードでクレヒスを積むと、アメックスの審査に通過できる可能性は高くなります。クレヒスとはクレジットヒストリーの略で、これまでクレジットカードを使用し、利用代金を支払った履歴のことです。

クレヒスは、信用情報機関にすべて記録されます。そのため、クレジットカードの利用代金をきちんと支払っているというクレヒスを作れば、アメックスの審査で有利に働きます。

そのため、アメックスの審査に不安にあるなら、まずは別のクレジットカードに申し込んでクレヒスを作り、その後アメックスに申し込むことをおすすめします。

アメックスのクレヒスを積むならJCBカードWがおすすめ

アメックスのクレヒスを積むためにおすすめのクレジットカードは、JCBカードWです。JCBカードWは、入会資格が18歳以上39歳未満の若者向けカードになります。アメックスには申し込めない10代の方だったり、パート・アルバイトの方も審査に通過できる可能性が大いにあるカードです。

また、カード利用金額の最大1%がポイントとして還元されるため、ポイントが貯まりやすいのも特徴です。クレヒスを作りながら生活費を節約できるというメリットがあります。

アメックスに審査落ちしたら6か月後に申し込む

万が一アメックスに審査落ちしてしまった場合、6か月の期間を空けてから再度申し込むことをおすすめします。その理由は、6か月の間は信用情報に審査落ちした履歴が残るからです。

信用情報に審査落ちの履歴が残っている間は、アメックスはもちろん他社カードに申し込んでも審査で不利になってしまいます。そのため、6か月が経過して信用情報から審査落ちの履歴が消えてから、再度アメックスに申し込むことをおすすめします。

アメリカン・エキスプレス・ グリーン・カード

年会費	13,200円(税込)
還元率	0.50%	ポイント

詳しく見る